チャオ ソレッラ! 舞台探訪
● ごきげんよう,フィレンツェ
フィレンツェ(フローレンス)市街図

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距離感の目安ですが,ポンテ・ヴェッキオと隣の橋との間隔が約250mです。
月曜日の部
イタリア国鉄 (fs,TrenItalia)
ドゥオーモ(Duomo)
イノシシの像
- 115頁
- 〔写真〕 イノシシの像を見たって食べたいと思わなかったもの
- かつて麦わら細工が売られていた新市場(Mercado Nuevo)に置かれているブロンズ像。ポルチェリーノ(子豚ちゃん)と呼ばれ,親しまれている。もともとはローマ時代の彫刻で,ここに置かれているのはピエトロ・タッカが作った複製(1634年)。オリジナルは,ウッフィツィ美術館の所蔵。
サン・ロレンツォ教会(San Lorenzo)
火曜日の部
サン・マルコ美術館(Museo di San Marco)
- 121頁
- 〔写真〕 修道院の中にある美術館
- かつてのドメニコ会修道院。内部は,ここの修道僧であったフラ(ベアート)・アンジェリコ(Beato Angelico,1395-1455)と,その弟子達のフレスコ画で飾られている。『受胎告知』(Annunciazione)は,あまりにも有名。230×297cm。
- バス停の前にある小さな門が入り口。気付かずに通り過ぎてしまいました……
水曜日の部
ウフィツィ美術館 (Galleria degli Uffizi)
- 151頁
- 〔写真〕 二十分ほど待って,無事入館
- ウフィッツィ美術館,あるいは,ウッフィツィ美術館に同じ。かつてメディチ家の事務所(Uffici=英語office)があった建物であることに由来する。
- ボッティチェリ 『ヴィーナスの誕生』 (La Nascita di Venere)
- 1485年頃,172.5×278.5cm,第10-14室
- ボッティチェリ 『〜春〜』 (La Primavera)
- レオナルド・ダ・ヴィンチ 『受胎告知』 (Annunciazione)
- ラファエロ(1483-1520) 『ヒワの聖母』 (Madonna del Cardellino)
- 1506年,107×77.2cm,第26室
- 中央に聖母マリアが座り,聖ヨハネが抱えている小鳥(ヒワ)を幼子イエスが撫でている――という絵。
- このラッファエロの作品については,大問題が。損傷が激しいため,1999年の5月から修復作業に入っているのです。代わりに模写が置かれておりました。もっとも,ドジっ娘属性を持つ祐巳ちゃんのことですから,コピーを本物と勘違いした可能性は多分にあります。あとがき(204頁)を参照のこと。
ポンテ・ヴェッキオ(Ponte Vecchio)
- 155頁
- 〔写真〕 大人になって,お勤めして,自由なお金ができたらまた来ます
- 〔写真〕 蔦子さんに促されて
- アルノ川にかかる,フィレンツェ最古の橋。階上に「ヴァザーリの回廊」があり,ウフィツィ宮とピッティ宮の間を一度も外に出ることなく移動できる通路になっている(1564年)。橋の上の商店がフェルディナンドI世の命によって宝石店に置き換えられたのは,1593年のこと。メディチ家は,1569年から163年間に渡り,トスカーナ大公としてフィレンツェを支配し続けた。その地位は,1737年にロレーヌ家に引き継がれたが,1860年にイタリア王国に併合されて消滅した。
ピッティ宮殿 (Palazzo Pitti)
- 155頁
- 〔写真〕 この辺りで引き返すことに
- メディチ家のコジモI世が,商人ピッティから買い入れた建物。内部は,パラティーナ美術館(Gakkeria Palatina)や近代絵画館(Galleria d'Arte Moderna)などとして利用されている。
バール (Bar)
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会 (Santa Maria Novella)
ゴチャゴチャとした出店が連なる通り
- 〔写真〕 モウヤメナサイヨ,サトーサン
- 160頁
- 地図中に引いた線が,推定されるショッピングの道筋。ロレンツォ教会の周囲の路地には,ずら〜っと出店が並んでいる。もっとも屋台の密度が高い場所を通るよう「脇道に逸れ」る経路にした。
- フィレンツェは革製品の製品が盛ん。ざっと見たところ,三分の一は「バッグやベルトを売っている出店」。でも,インコを飼っている店は見あたりませんでした(笑)
探求
表紙のこと。石組みが緩やかに傾いていることからすると,橋の上での光景でしょう。空の色からすると夕方。この時間帯に水路の付近で「紅・白・黄薔薇,そろい踏み」が起こるのは,フィレンツェの可能性が高いと思われます。
調べたところ,ヴェッキオ橋の2本西側にあるカッライア橋(Ponte alla Carraia,地図に※印で示した)にだけ似たような街灯が立っています。ここなら宿泊しているホテルの近くですから,グループ自由行動の後,偶然に出逢うこともあるでしょう。
これがヴェネツィアだとすると,「集合時間の五時までは少し時間があった」(171頁)時のことですね。名前が出てくるのはリアルト橋(Ponte di Rialto)ですが,ここは屋根が付いた橋なので否定されます。ため息橋(Ponte dei Sospiri)は,橋と言うより空中通路ですし…… それ以外となると,117の島,150の運河,そして409の橋から成る街なので,考察のしようがありません。
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